クリック一つで大国に挑むことが可能な認知戦を皆さんは知っているだろうか.MMMは,プレイヤはネット上の認知戦戦場下で影響工作の戦士となり,世界制覇を目指すシリアスゲームである. 開発したのはSerious Game Design Studio, 別名は日本大学古市研究室ともいう.
この研究室(スタジオ)ではオランダ人と日本人の学生が共同でシリアスゲームの構築法を学んでおり,その研究成果の一つがMMMである.
SNS上で発信・拡散される情報の中には, 害意情報(MAL-INFORMATION), 誤情報( MIS-INFORMATION)に加えて,偽情報(DIS-INFORMATION)が混在している.受信した情報の内容を鵜呑みにして信じてしまうのが危険であることは,多くの人々が理解しているであろう.しかし,それでも,人はネットを通して受信した偽情報に騙されたり,害意情報に影響を受けてしまうことがある.
MMMでは,これらがどのようなプロセスを経て多くの人々に影響を与えるか,プレイヤ自らが体験するシリアスゲームである.2025年9月25日(木)〜28日(日)に幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2025のインディーゲームコーナー(ホール11,小間番号11-E52)で体験することができる.25(木),26日(金)はビジネスデイであり,ビジネスデイ用のチケットが必要である.開発者への直接インタビューを希望される場合は,SmartSNSの古市昌一(SmartSNS CEO,日本大学特任教授)へ事前に問い合わせることをおすすめする.
- 害意情報(MAL-INFORMATION):内容は事実に基づいているが,意図的に相手に影響を及ぼすためにナラティブにより情報を構成したもの
- 誤情報(MIS-INFORMATION):事実ではない誤った情報を間違って発信したもの
- 偽情報(DIS-INFORMAT):事実に基づかない偽の情報,デマ,フェイクニュース等とも呼ばれる


 
										